こんにちは。
今回はDJライセンス、MDライセンスとは何か、就活や履歴書で役立つのかについて情報をまとめていきます。
こちらのライセンスについて調べる人は首都圏の放送系の団体に所属している人になるはずです。
DJやミキサーや番組制作のための資格について知りたい人は読んでみてください。
資格が就活や履歴書で役に立つのかの結論を先に言うと
「基本的には資格自体は弱い。ただし、ラジオ局東京FMへの就職を考えている人には役立つ」です。
よろしくお願いします。
以下の目次から読みたい項目へ飛べます。
- DJ、MDライセンスの歴史
- DJライセンスとは
- MDライセンスとは
- 参考 (自分の受験したMDライセンス3級の資料)
- 就活で役立つ?履歴書に書ける?
- 試験会場はどこか
- 受験料はどのくらいかかるのか
- まとめ
- 参考サイト
DJ、MDライセンスの歴史
DJ、MDライセンスは平成5年に首都圏の放送/アナウンス研究会の連合団体(MBA)と東京FMの協力のもとで設立された資格です。
対象は首都圏の38の大学・短大の放送研究会やアナウンス研究会によって構成される「MBA(みみずく放送集団)」の部員。
受験するためには、このMBAという団体に入っていることが必要になります。
このページを訪れる人はおそらく、首都圏の大学に通う放送/アナウンス研究会の人でしょうから、受験資格はすでに満たしているはずです。
注意事項としては、これは一般的な資格ではなく、あくまで東京FM公認というだけのアマチュアライセンスです。
「サークル活動をしながら資格が取れる」というのはその通りですが、一般的な資格ではないことに要注意です。
級位は3級から1級まで。基本的には3級から順番に取っていくのが一般的で、2級を受験するには2級、1級を受験するには2級を取得している必要があります。
DJライセンスとは
DJライセンスは名前の通り、DJ、「しゃべり」のための資格です。
それぞれの級の審査基準は
3級
「美しいことばをキレイにしゃべる」。発声、活舌、CUEシート(番組の進行・内容報告書類)の書き方、ミキシングなど、DJ・アナウンスの基本的認識ができているかどうか。
2級
「キャラクター(存在感・親近感・訴求力・アイドル性)をいかす」。テクニックとして、企画構成力・独創性・表現力・感性
1級
キャラクター・テクニックに加え、総合的な判断力・応用力、「聴き手」に対する「話し手」としてのスタンスを評価。同審査基準はプロの尺度ではないが、1級合格で「プロの入り口あたり」。
参考記事 https://okwave.jp/qa/q374980.html
以下、DJライセンスの募集ポスターを載せます。出典は最後にまとめて提示します。
MDライセンスとは
MDライセンスもDJライセンスと同じく、東京FMが主催する資格で、正式名称はミキサー&ディレクターライセンス。
こちらは名前の通り、ミキシングコンソール(ミキサー)の使い方と番組制作の責任者(ディレクター)の考えることを学びます。
ミキサー以外には、マイクロフォン(マイク)、アンプの使い方、各種記録メディアの種類についても学びます。
僕は先日MDライセンス3級を取ったのですが、マイクの特徴や扱い方、WAVやMP3といった音声の記録形式についての内容は、けっこうためになりました。
こういうものって、身の回りに当たり前のようにあるけれど、なんとなく使っているだけですよね。
でも実際にどんな種類があって、どういう使い方をするのか学べると、音響機器が正しく使えるようになります。
以下、MDライセンスの募集ポスターを載せます。出典は最後にまとめて提示します。
参考 (自分の受験したMDライセンス3級の資料)
表紙はこんな感じ
ミキシングコンソール(ミキサー)の使い方の項目
ディレクション(番組制作)の項目
就活で役立つ?履歴書に書ける?
こちらの資格は就活で使えるの?履歴書に書けるの?という質問への答えとしては、ほとんどの場合使えないというのが答えになるでしょう。
自分はまだ就活を行っていないので、実際に履歴書に書いたことはないです。
ただ、あくまでもアマチュアの資格ですので、英検などといった一般的な資格に比べれば、資格自体は効力は弱いように思われます。
就活で役に立つのは、資格よりもむしろ、番組発表会などを、チームでコミュニケーションを取りあって、成功させる経験それ自体のほうになるはずです。
そちらの方が「学生時代力を入れたこと」として使えるのではないでしょうか。
ただし、例外としては、東京FMへの就職を考えている人のみに対しては「就活の役に立つ」と言えます。
DJ,MDライセンスの1級を取得していると、東京FMの書類審査をパスすることができます。
「ラジオ局の東京FMに就職したい!」という人については、検定の取得が就活に直結すると言えます。
ちなみに「DJライセンス1級」に加え、今回から「MDライセンス1級」もTOKYO FMの新卒採用試験の書類審査通過の対象となります! (※新卒採用試験が実施された場合に限ります)
— カタクリコ【Katakurico】運営事務局 (@Katakurico_FMS) 2020年2月15日
ちなみに「DJライセンス1級」に加え、今回から「MDライセンス1級」もTOKYO FMの新卒採用試験の書類審査通過の対象となります! (※新卒採用試験が実施された場合に限ります)
— カタクリコ【Katakurico】運営事務局 (@Katakurico_FMS) 2020年2月15日
試験会場はどこか
DJ,MDライセンス3級は原宿ピアザビルB1 アッセンブリーホール
2級、1級は FMサウンズ平河町スタジオで行われることが多いようです。
毎年微妙に開催される場所が違うので、自分の所属する団体の人に聞いてみましょう。
受験料はどのくらいかかるのか
DJライセンス
3級 不明
2級 講座料13200円+ライセンス発行料5500円=18700円
1級 コンプリートセミナー7560円+実技指導&審査会11880円=19440円
MDライセンス
3級 不明(7,000円くらい?※)
2級 講座料22000円+ライセンス発行料5500円=27500円
1級 講座料22000円円+ライセンス発行料5500円=27500円
※全て税込み価格です。
※所属する団体から受験料の補助が出る可能性もあります。割引されるのか自分の団体の人に確認してみましょう。
※まとめて2級、1級を受験すると割引などの制度もあります。詳細は上のポスター参照。それぞれの資格単体での受験料になります。
※3級に関しては、ポスターに受験料の記載がなく、不明でしたが、MDライセンス3級を僕が受験した時には7000円でした。
飛び級することが原則としてできないので1級まで取得するとなると、まあまあの受験料がかかりますね。。
まとめ
DJ,MDライセンスは、首都圏の放送/アナウンス研究会の連合と東京FMの協力のもとで設立された資格。
DJライセンスは「しゃべり(DJ)」の技能を測る資格。
MDライセンスは「ミキシング(音響)とディレクション(番組制作)」の技能を測る資格。
資格自体が就職活動へのアピールになる可能性は一般的には薄い。
ただし、東京FMへの就職を考えている人は1級の取得で書類選考をパスできる。
このような内容となりました。お役に立てば幸いです。
ありがとうございました。
最後に参考サイト一覧を掲載します。
参考サイト
DJライセンスって・・・ - その他(ビジネス・キャリア) 解決済み| 【OKWAVE】
DJ、MDライセンス1級取得で東京FMの新卒採用の書類選考をパスできる
https://twitter.com/Katakurico_FMS/status/1228657686603976704
DJ、MDライセンス3級について
https://twitter.com/MBA_3329/status/1197134787883855873
DJ、MDライセンス2級&MDライセンス1級について
https://twitter.com/Katakurico_FMS/status/1228654456675295234
DJライセンス1級について
https://twitter.com/katakurico2019/status/1155102094010925057
学生団体 カタクリコ
twitter.com